本講座ではPI AFを活用いただけるよう、簡単なチュートリアル形式でPI AFの機能を説明します。

多くのみなさまからのコメントをお待ちしております。

 

- イントロダクション -

一般的にタンクの在庫量計算はレベル計の値に体積計算する事で求めます。

従来のPI SystemでもPEやPI ACEを使用して計算できましたが、PI AFでの計算方法について説明いたします。

 

流れとしては属性を作成し、計算式を追加します。

前提条件は以下の通りです。

項目設定値
レベル計 タグ名PI01001.PV
レベル計 工業単位mm
タンク面積

36 m2

配管容量12.5 m3
出力タグ名Analytics_Output01001

 

- Step1 属性の追加 -

  1. まずPSE(PI System Explorer)を起動します。データベースの新規作成または既存のデータベースを選択してください。
    ここでは「AF Japan Sample」データベースを選択しています。
  2. エレメント画面を表示し、必要なエレメント階層を構築します。
    ここでは「東京工場」-「原材料プラント」-「原料タンク1」としています。
  3. [属性]タブを選択し、属性を表示します。
    [新規属性]を選択し、属性を追加、名前を「レベル」、測定単位を「meter」に設定します。

    測定単位に直接「m」を入力すると簡単に入力できます。
  4. 「レベル」属性にPI Pointを定義します。
    <設定>ボタンを押下します。
    タグ名に「PI01001.PV」、測定単位に「mm」を選択し、<OK>ボタンを押下します。

    登録後、表示単位が自動変換される事を確認してください。
  5. 「面積」属性、「配管容量」属性も以下の表をもとに設定します。
    設定項目「面積」属性「配管容量」
    名前面積配管容量
    測定単位m2m3
    3612.5
  6. チェックインします。

 

- Step2 Analyticsによる演算の追加 -

  1. [分析]タブを選択します。
    [分析の新規作成]を選択します。
  2. [名称]に「タンク在庫量計算」を設定します。
    [式]に以下の計算式を入力します。
    「'レベル' * '面積' + '配管容量'」
  3. <評価>ボタンを押下して計算結果が表示される事を確認します。
  4. [マップ]をクリックします。
    [新規属性]をクリックします。
  5. [出力履歴の保存]を「はい」、[名前]を「Analytics_Output01001」に設定し、<OK>ボタンを押下します。
    チェックインします。
  6. [属性]タブを選択し、「在庫量」属性を選択します。
    [測定単位]を「m3」に選択し、データ参照の設定を「PI Point」、参照タグ名を「\\PI DataArchive名\Analytics_Output01001;pointtype=Float64」に設定し、チェックインします。
    「在庫量」属性を右クリックして[PI Pointの作成・更新]を選択します。

    PSEからPI DataArchiveに対して自動でPI Pointを作成する事ができます。
  7. 「レベル」属性のタグの値が変化すると「在庫量」属性の値が変わり、定義されたタグの値が変化する事を確認してください。

- PI AFを使う事のメリット -

従来のPE等を使用した場合、タンク面積や配管容量は演算式内に埋め込む必要があり、メンテナンスしにくいという問題がありました。

メンテナンスしやすいようにPI Point等を使用するとその分余計なPI Pointを使用する事になりますが、PI AFでは属性を使用する事で余計なPI Pointを使用しません。

計算に必要なパラメータが多ければ多いほどPI AFで計算するメリットが強くなります。

 

 

今回の講座の内容はいかがでしたでしょうか?

わかりにくい部分がありましたらコメントをお願いいたします。

多くのみなさまからのコメントをお待ちしております。