ここでは新しくリリースされたPI Notification 2016 R2の設定方法をGUIベースで紹介したいと思います。

PI Notification 2016 R2はPI Notification 2012までと異なり、イベントフレームに統合されています。

 

PI Notification 2016 R2をインストールする前提条件

PI AF Server 2016 R2以降のバージョンが必要です。

PI AF Client 2016 R2以降のバージョンが必要です。

 

PI Notification 2016 R2を使用するには、まずインストールキットをダウンロードし、インストールします。

https://techsupport.osisoft.com/Downloads/File/b4880c51-cf72-4ada-b44b-16f56e179a51

日本語可の言語パック(MUI)もリリースされています。

https://techsupport.osisoft.com/Downloads/File/2dbea50f-d916-475a-92eb-a496f67b3d7d

PI Notification 2012が入っているマシンでPI Notification 2016 R2をインストールすると、Migration ToolにてPI Notification 2016 R2にMigrateが可能です。

さらに、PI Notification 2012をアンインストールしないと、PI Notification 2012もマシン上に残っています。

サービス名も別名となっています。 PI Notification 2016: PI Notifications Service, PI Notification 2012 : PI Notification Secheduler

マシンにPI Notification 2012がインストールされているのであればMigration Toolを走らせたので、PI Notification 2012 はアンインストールします。

 

ここでは簡易的にNotificationをテストする方法を記載します。

あくまで公式なものとしてはユーザーマニュアルとなりますので、そちらもご参照ください。

https://techsupport.osisoft.com/Downloads/File/dd5c4f6f-47b5-44a5-b0be-4c073289b1a6

 

なお、NotificationをテストするにはSMTP Server(メールサーバー)が設定されている必要があります。

インストール時に指定しますが、変更する場合、

PI System Explorer > データベース > Configuration > エレメント > OSIsoft > PIANO > DeliveryChannel > ID Number > 属性

SMTPServerやSenderEmailを正しいものとする必要があります。

 

1 PI System Explorerにてエレメントと属性を作成します

2 イベントフレームを作成するためにイベントフレームテンプレートを作成します

ライブラリ > テンプレート > イベントフレームテンプレート

右クリック > 新規テンプレート

なお、確認可能のチェックボックスをつけると、イベントフレームにてAcknowledge (確認)ができるようになります。

 

属性テンプレートはSinusoid属性の値を表示する属性を作成します。

.\Elements[.]|Sinusoidを設定します。

3 分析によるイベントフレームの作成

 'sinusoid' > 50という式を設定します。重大度はMajorとします。

イベントフレームの詳細設定...をクリックします。

上で設定したトリガー条件はテストのため1つしかありませんが、イベントフレームの開始条件は複数指定することが可能です。

イベントフレームの詳細設定にて、開始トリガー名と開始トリガー式をイベントフレーム属性に追加することが可能です。

追加すると、イベントフレーム内でStart Trigger名とその式を属性として表示することが可能です。

今回はテストなので、チェックを外していただいても構いません。

 

4 Notification Rulesの作成

トリガー > この通知ルールのトリガー条件を設定してください をクリックします。

条件モードにて分析のラジオボタンを選択し、Sinusoidイベント生成の分析をプルダウンから選択します。

トリガー条件が真の場合 を選択します。

ここではメールをどの重要度で送るかを設定することが可能です。

 

5 サブスクリプションの設定

サブスクリプション > サブスクリプションの表示/編集 をクリックしてコンタクトを検索し、Emailを設定します。

なお、通知オプションをイベントの開始と終了 とすると、イベントフレーム開始時と終了時にメールが受け取れます。

サブスクリプション > 形式の管理 より、メールのフォーマットが変更できます。

開始時と終了時に受け取る場合、Message for Closed Notificationを本文に追加することで、開始時か終了時か認識することが可能です。

Sinusoidが50を超えるとメールが送られてきました。

TimeFormatを変える場合、AFのConfigurationデータベースの以下2箇所にTimeFormatという属性を作成し、指定します。

OSIsoft > PIANO > TimeFormat

OSIsoftt > PIANO > Notifications > Service

Notificationの過去の履歴はイベントフレームの検索で確認できます。

(PI Notification 2012以前で使用していた、PI Data ArchiveのHistoryタグはPI Notification 2016では使用しません。)

PI System Explorer > イベントフレーム

NotificationのAcknowledgementはPI Coresight 2016 R2から可能です。

以下はPI Coresight 2016 R2の画面です。Notificationのエレメントの属性を画面内にドロップし、イベントをクリックします。

該当するイベントを右クリックし、イベントの詳細を開くと、以下画面となります。

右上の確認ボタンをクリックすると、Acknowledgeが可能です。

また、コメントを追加し、追加ボタンをクリックすると、コメントが追加できます。

コメントと確認の結果はPI System Explorerで確認可能です。

 

また、イベントフレームを生成している分析はバックフィルが可能です。

Notificationが動作した状態で分析のバックフィルを実行すると、複数のメールが送られてくるので、注意が必要です。

 

PI Notificaiton 2012とPI Notification 2016 R2の機能の比較は以下となります。

Custom Delivery ChannelはPI Notification 2016 R2の初期リリースではサポートされません。

今後のバージョンで開発予定となっています。

 

PI Notification 2012の作成方法は以下参照。(日本語)

PI Notification 2012の設定方法のご紹介