OSIsoftのインターフェイスには、バッファリング機能が備わっております。

この機能は、データソースから収集したデータを何らかの原因でPI Data Archiveに送れなくなった場合、

インターフェイスが一時的にデータを格納し、PI Data Archiveとの接続の回復後に格納したデータを送ることで、

データ欠損を防ぐ仕組みです。

 

あらかじめバッファリングを設定しておくと、

ネットワークの問題が発生した場合はもちろん、

マシンのメンテナンスやハードウェア・ソフトウェア更新などでPI Data Archiveを止めなくてはならない場合でも、

絶え間なく収集されるデータを途切れさせることなく復旧・更新ができます。

 

OSIsoftは、二種類のバッファリング機能を提供しております。

・API Buffer Server

・PI Buffer Subsystem

 

二つの機能の相違点の詳細につきましては、KB00042をご参照ください。(英語)

基本的には性能の高いPI Buffer Subssytemを使用することをお勧めいたします。

 

今回は、バージョン4.3以降のPI Buffer Subsystemの設定方法の手順をご紹介いたします。

 

事前準備

・インターフェイスのインストールされたマシンに、PI Buffer Subsystemもインストールされていることをご確認ください。

・あらかじめインターフェイスのサービスを作成し、実際にデータを収集できるか動作確認を行っておくことをお勧めいたします。

サービス作成の手順につきましては、この記事をご参照ください。

 

手順

 

  1. スタート > PI System > PI Interface Configuration Utilityを開く
  2. Tools > Bufferingをクリックすると、『PI Buffer Subsystemがこのシステム上で構成されていません。構成しますか?』というメッセージが表示されるので、はいをクリックする


(既にPI Buffer Subsystemの設定ができている場合は、構成されたBuffering Managerのウィンドウが開きます。この場合は、設定を行う必要はありません)

 

  3. 開かれるBuffering Managerのウィンドウにて、Continue with configurationをクリックする

 

  4. 既にインターフェイスのサービスが作成されている場合は、Detected PI Interfacesにサービスの一覧が表示されるので、Bufferのチェックボックスにチェックを入れてNextをクリックする


  5. PI Data Archiveにアクセスするための権限を設定する画面にて、権限を選ぶ


この画面では、PI Buffer Subsystemがどの権限を持ってPI Data Archiveに書き込みを行うかを設定します。

インターフェイスのサービスが書き込みを行う権限と同じ権限で問題ありません。

画面では、管理者権限であるpiadminを使用しています。この権限を使用する場合、強すぎる権限を与えることは推奨されませんというメッセージが表示されます。

 

  6. バッファリングデータの保存先を設定し、Nextをクリックする

一時的にデータを蓄積する保存先を設定します。

デフォルトではProgramData\OSIsoft\Bufferingとなります。

 

  7. 確認画面で、Connected successfullyと表示されたら、Exit new installation wizardをクリックする


 

これで、PI Buffer Subsystemが構成されました。

 

その後、PI Buffer Subsystemが有効になっていない場合は、以下のメッセージが表示されますので、はいをクリックします。


 

ICUのインターフェイスのGeneralに移動すると、Buffering Statusという欄が追加されています。

上記の手順を行っても追加されない場合は、ICUを一度閉じてもう一度開くことをお試しください。

 

Buffering StatusがOffになっている場合は、EnableボタンをクリックしてOnにし、インターフェイスを起動すると、バッファリングが有効な状態となります。

Enableボタンをクリックした際、手順5と同じ画面が再び表示されることがあります。

その場合は、再び手順に従い構成を行ってください。

何度構成を行っても手順5と同じ画面が表示される場合、ICUを一度閉じてもう一度開くことをお試しください。

 

Buffering StatusがOnになっていれば、バッファリングが有効な状態です。

インターフェイスを起動すると、PI Buffer Subsystemを介してデータがPI Data Archiveに送信されるようになり、PI Data Archiveとインターフェイス間の通信が途絶えても、データが蓄積されるようになります。

バッファリングの状態は、ICUのTools > Bufferingをクリックして開く、Buffering Managerで確認できます。


インターフェイスがPI Data Archiveと通信できなくなると、Buffering Managerの緑色のチェックマークが黄色の警告マークに変化し、キュー内のイベント数が増加していきます。


再び接続が回復すると、キュー内のイベント数が減少し、蓄積されたデータがPI Data Archiveに送信されます。

 

バッファリングが有効になっているかどうかを確認する簡単な方法として、PIPC.logを見る方法もあります。

インターフェイスを起動するたびに、PIPC.logに起動したインターフェイスの名前とバッファリングの有無が記録されます。

PIPC.logにBuffered[1]と記録されていれば、バッファリングが有効であるということになります。