イベントフレームはAFの分析機能かEvent Frame Generatorで生成できます。

Event Frame GeneratorはPI Batch InterfaceのようにActive Pointを設定し、Event Frameの名前もタグの値を使用して子イベントフレームも生成できます。

ただし、Event Frame GeneratorではAFの属性ベースではなく、タグベースでの設定になります。

過去のバージョンのAFの分析では子イベントフレームが作成できませんでしたが、AF 2016 R2からは子イベントフレームが生成できるようになっているので、その機能のご紹介です。

 

PI System Explorer 2016 R2 User Guide (Japanese)

https://techsupport.osisoft.com/Downloads/File/5d01b218-9400-4563-bec8-6bb2bac9b2c4

ユーザーマニュアルのP260に“複数の開始トリガーでの子イベントフレームの生成”について記載がございます。

 

早速、イベントフレームの作成のための準備を開始します。

まず、イベントのトリガータグは0~5の値を取り、それぞれが工程を表すとします。

今回はAF側で列挙セットを作成しました。

列挙セットにより、0から5の値をそれぞれの工程名を表すことができるようになります。

エレメントの属性側では列挙セットを指定することで、タグの値に従った工程名が確認できます。

イベントフレームテンプレートでは工程名が表示できるようにしました。

エレメントの分析タブにて

“新しい開始トリガーを追加”をクリックして、それぞれの工程を開始トリガーを複数個追加します。重大度はここではNoneとしました。

この設定により子イベントフレームが作成されます。

 

イベントフレームの生成の準備ができましたので、後は工程タグの値が変更されれば、イベントフレームが生成されます。

生成後は以下のように子イベントフレームとして複数イベントが生成されています。

通常、子イベントフレームは工程名などを入れたいと思いますが、イベントフレームテンプレートの名前付けパターンでは%Element%などは使用できますが、

属性の値は現在のバージョンでは入れられないため、動的には設定できません。AF 2017 R2にて対応予定です。

 

さて、子イベントフレーム付きのイベントフレームが作成できたので、PI Vision (PI Coresight)で表示してみましょう。

PI Visionでは、新規画面を作成し、イベントをクリックします。

検索条件の編集からイベントフレームの検索条件を入力します。

(画面に該当するエレメントの属性を張り付けてもイベントを見つけることができます。)

データベース、時間範囲、アセット名など変更し、該当イベントフレームを検索します。

右クリックして、種類が類似するイベントを比較とすると、イベントフレーム同士を重ね合わせて比較ができます。

比較したい属性をドラッグアンドドロップすると、トレンドで比較できます。

(イベントフレーム属性だけでなく、参照エレメントの属性もトレンド表示できます。ここではイベントフレーム属性の"工程"と、エレメントの属性の"温度"を表示しました。)

ここでは第2工程を比較したいとすると、第2工程にて右クリックして、配置を押します。

第2工程のスタート時刻が揃って表示されます。

また、配置と拡大表示とすると、その工程だけが拡大して表示されます。

そのほか、PI Vision 2017では固有のイベントフレームをピン止めする機能も提供されています。ゴールデンバッチのイベントをピン止めすることもできます。

この機能により、バッチ工程などを子イベントフレームの作成ができます。

テンプレートを使用することで、複数のエレメントに対して一律でイベントフレームが生成できるのも良い点です。

疑問点があればぜひコメントしてください。