PI AFでエレメント構造を作成するにあたり、「参照」という機能があります。

参照を作成するにあたってかならず設定が必要なのが「参照型」です。

概念がわかりにくく、弊社でのパブリックトレーニングやカスタマサポートへのお問い合わせが

多く発生しておりますので、ブログ記事で開設させていただきます。

 

■ コピー と 参照の違い

エレメントのコピーはPSEGUI上で行う場合、Ctrlキーを押しながら、コピー元のエレメントを

選択し、コピー先のエレメント以下にドラッグします。

コピーとの名前の通り、実体の複製が作成されます。

 

参照の作成はPSEGUI上で行う場合は、特にキー操作せずに、

参照元のエレメントを選択し、参照を作成するエレメント以下にドラッグします。

参照は実体は一つのままです。

一つの実体を複数のエレメントの子エレメントとして使用する場合に使用できます。

 

参照が便利な場面は複数の組織で同一の設備を扱う場合です。

 

 

■ 参照型について

参照の種類には4種類あります。以下に参照の強度順に並べます。

1.      合成

2.      親子(プライマリ)

3.      親子(プライマリ以外)

4.      弱い参照

 

 

■ 合成について

合成はもっとも強力な関係性です。

合成関係は一つの親エレメントとしか結ぶ事ができません。

また、合成関係を持つと、他の親エレメントに親子(プライマリ)関係を結ぶ事はできません。

 

親エレメントとまったく同一の存在の表現方法です。

合成関係の親エレメントが削除された場合、自動で子エレメントも削除されます。

 

 

■ 親子について

親子関係(プライマリ)は一つの親エレメントとしか結ぶ事ができません。

また、親子関係(プライマリ)関係を持つと、他の親エレメントに合成関係を結ぶ事はできません。

親子(プライマリ以外)は複数の親エレメントと結ぶ事ができます。

 

標準的な関係を表現する方法です。

親子(プライマリ)関係の親エレメントが削除された場合、他の親子(プライマリ以外)関係の

親エレメントのうち一つが新たに親子(プライマリ)関係になります。

もし、一つも他の親子(プライマリ以外)関係が存在しない場合、自動で子エレメントも削除されます。

 

 

■ 弱い参照

複数の親エレメントと結ぶ事ができます。

 

親エレメント側で子エレメントの生存期間を管理しない場合に使用します。

子エレメントが削除された場合、自動で参照が削除されます。

 

 

■ 具体例について

以下に例を表現します。

 

RelationImage1.png

 

RelationImage2.png

燃料タンク1と燃料送液ポンプは 親子(プライマリ)関係です。

それとは別に参照で燃料タンク2と親子(プライマリ以外)関係を結んでいます。

 

もし、燃料タンク1が撤去されたとしても、燃料送液ポンプは

燃料タンク2につながっているため、自動で削除される事はありません。

 

燃料送液ポンプとモーターはお互いが密接な関係を持つので、

合成で関係を結びます。

燃料送液ポンプが削除されると、自動でモーターも削除されます。

 

また、設備管理部門がポンプやモーターを管理する場合には

弱い参照で関係を結びます。

この場合、設備として燃料送液ポンプやモーターが撤去された場合、

自動でポンプ管理やモーター管理から自動で削除される事となります。